松美銀器は伝統の技と先進の技術を融合し、シルバーアクセサリーをはじめ金・銀・プラチナを加工した記念品、ノベルティなどの各種製品を製作します。
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特注にて純プラチナのペンダントを作りました。

インターネットを見て地方から来社され、Pt1000にて勢至菩薩(裏面は般若心経)を作らせて頂きました。
造幣局の検定マーク入り。

製作について、

図面はこちらで製作し、金型製作に入ります。 この金型が一番重要となる部分なので、約1ヶ月かかりました。 通常バッチ(社章など)では、直接型に模様やデザインを彫り込んでいきますが、今回はある程度までを直接彫り込み、打ち込み型を作り(品物と同様に型に打ち込み型をとります)品物と同様になった型に、細かい模様などを彫っていきます。ここでもまだ完全にはすべて彫りません。再度打ち込み、凹みとなる本当の型を作ります。 最後に細かい箇所を彫り込み完成となります。 この工程を踏んでいきますと、約1ヶ月の時間はかかります。
型が完成後、純プラチナの板(3.1ミリ厚み)をプレス機にかけ、打ち込みます。
造幣局の検定を取るために、フチを半分残して、造幣局に検定依頼をかけます。
検定後に、外形を全て糸鋸で透かし、砥石などを使用しキレイに仕上げていき、全体の仕上げは
勢至菩薩のご本尊は梨地仕上げ、その周りと側面は磨き、裏面も梨地仕上げとなります。
純プラチナは柔らかい為、なかなかキレイに鏡面になりませんが、工程を踏まえて進みますと、それなりにキレイに仕上がっていきます。
バチカンを取り付けて完成となります。

商品発送後、お客様より電話を頂き、大変喜ばれてお礼の言葉を頂きました。

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投稿者 matsumi : 2006年11月13日 10:50 | カテゴリ: ペンダント

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