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月別:2006年11月の記事一覧
投稿日:2006年11月15日
カレッジリングについて!
最近、カレッジリングについての問い合わせを多く頂いておりまして、当社で製作する際における内容を
お知らせいたします。
段取りとしましては、
1.図面 2.原型製作 3.確認 4.ゴム型取り 5.本生産 と大まかな作業工程です。
当社で作る場合は、全てをワックスでは作りません。
ワックスより、より細かい模様などを出すことができる精密彫刻機での加工をします。
ワックスにてベースとなる指輪の形状を作り、SVにした後、指輪自体に直接模様などを彫りこんでいき原型とします。
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精密機械彫刻機でのメリットは・・・。
より細かさを表現できるという点です。
機械での切削なので、少しずつ回転させての工程となり、それなりに時間もかかってきます。
機械とはいえ、あくまで手の感覚にて掘りこんでいきます。
ワックスよりは、コスト面では高くなりますが、より精度の高いカレッジリングを作ることができ、
ご満足頂ける仕上がりになると思います。
デザインや模様の細かさなどにより、原型製作費などは異なりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
全国に数十店舗もつシルバーメーカー様からも、精密機械彫刻にて原型製作を数点やらさせて頂きましたが、お話しを聞くと、評判が良く、販売数量にも反映され、さらに強豪店にも一歩差をつけることができたと大変喜ばれております。
さらに、雑誌などの掲載依頼でもそのリングなどが掲載されるとのことを聞きました。
デザインや模様によって加工内容も異なってきますので、色々な加工方法をご提案させて頂ければと思います。
お気軽にメールや電話やFAXにて、お問い合わせください。
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投稿日:2006年11月14日
下の勢至菩薩の型
下の写真のプラチナ製の勢至菩薩ペンダントの金型の写真です。
33×29㎜のサイズ。
金型について、
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細かい製品を作ろうとした場合に、金型というのを作ります。
この金型をいうのは、コスト面ではそれなりに高くはなりますが、一度製作しますと、いろんな材質などによって加工も可能となり、ロストワックスでいうとゴム型と同じような役目をします。
今回は、Pt1000にて加工しましたが、例えば、Pt850やK24・K18YG・K18WGやK14WG・SILVERや真鍮・銅などの異なった材料でも加工が可能なんです。
金型の特徴は、ずばり細かい模様やデザインなどを金属に打ち出すことができるところが一番の特徴です。
キャスト(ロストワックス)などと異なる点は、ロストワックスの場合は、立体的な商品に向いていてそれなりに細かい模様なども出ますが、金型の場合は、板状の商品(ペンダントやメタル・キーホルダー・プレート等)などに向いて、ロストワックス製品よりは細かい模様やデザインなどを出すことが可能となります。
ただしデザインや模様の凹凸感はそれなりにしか出すことはできませんが・・・。
あと、金型の場合は金属の板を打ち込んでの形となりますので、キャスト製とは違って巣はまずでません。
もうひとつの特徴としては、ガラ打ち(もう片方に凸の型をあてがって打ち込む)と、板厚が0.5㎜とかの薄い材料でも模様出しが可能となり、目方などを軽くあげることができます。
平らな板にガラ打ちした物をロー付けなどをすれば、中は空洞で、立体感のある商品を作ることができます。
様々な製品などによっての加工方法が色々とあり、コスト面もありますが、一番あった加工法をご提案などさせて頂きます。
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投稿日:2006年11月13日
特注にて純プラチナのペンダントを作りました。
インターネットを見て地方から来社され、Pt1000にて勢至菩薩(裏面は般若心経)を作らせて頂きました。
造幣局の検定マーク入り。
製作について、
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図面はこちらで製作し、金型製作に入ります。 この金型が一番重要となる部分なので、約1ヶ月かかりました。 通常バッチ(社章など)では、直接型に模様やデザインを彫り込んでいきますが、今回はある程度までを直接彫り込み、打ち込み型を作り(品物と同様に型に打ち込み型をとります)品物と同様になった型に、細かい模様などを彫っていきます。ここでもまだ完全にはすべて彫りません。再度打ち込み、凹みとなる本当の型を作ります。 最後に細かい箇所を彫り込み完成となります。 この工程を踏んでいきますと、約1ヶ月の時間はかかります。
型が完成後、純プラチナの板(3.1ミリ厚み)をプレス機にかけ、打ち込みます。
造幣局の検定を取るために、フチを半分残して、造幣局に検定依頼をかけます。
検定後に、外形を全て糸鋸で透かし、砥石などを使用しキレイに仕上げていき、全体の仕上げは
勢至菩薩のご本尊は梨地仕上げ、その周りと側面は磨き、裏面も梨地仕上げとなります。
純プラチナは柔らかい為、なかなかキレイに鏡面になりませんが、工程を踏まえて進みますと、それなりにキレイに仕上がっていきます。
バチカンを取り付けて完成となります。
商品発送後、お客様より電話を頂き、大変喜ばれてお礼の言葉を頂きました。
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投稿日:2006年11月11日
ロー付けの種類について!
先日、ジュエリーデザイナーさんのところに原型の荒彫りでの確認をしてもらいに行ってきました。
その際に色々と話しをさせて頂いた際に、レーザー溶接やロー付けについての話題になり、
今日はロー付けについて紹介させて頂きます。
純金などには、
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自社内でオリジナルの配合により作りましたK23ローというのを使用します。又はレーザー溶接機にて共付けにて加工します。
K23ローはK24の一歩手前で熔ける温度なので、長年の経験と目で見る赤くなる度合いを見計らって、ロー付けをしていきます。 最初は何度も失敗を繰り返して、今に至ります。
金にしても、K18ロー・K16ロー・K14ロー・K10ローなどで、プラチナについては、純プラチナ用からの5種類くらいで、銀についても、1分ロー・2分ロー・3分ロー・5分ロー・3倍ロー・早ローなどを使用します。
商品の組み立てるパーツや種類になどによって、それぞれのロー材を使い分けながら作業をしていきます。
ロー付けの一番大事なポイントは、イカに品物の付ける部分以外にも、万遍無く火をあて、それぞれに対して温度差がなくロー付けをするかが大事な部分になります。
溶接するそれぞれが、ロー材が熔ける温度になったときに、初めてキレイ流れていきます。
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投稿日:2006年11月08日
今日の一日!
今日は、代官山と青山に先日OPENした業者様にアジャスターのチェーンパーツを納品に行ってきました。
1000本を注文頂いた中で、在庫がなく早めに欲しいとの連絡をなんどか頂いてたので、なんとか早く納品できればとの思いで加工し、納品にいきました。
さすがに青山はお洒落な町で、人もお洒落! OPENしたお店もものすごくお洒落なお店で、海外などの買い付け商品も沢山飾ってありました。
某有名デパートからも店舗依頼もあったりとで、買い付けなどしにいく人のセンスとか感性がすごいんだろうなぁ~なんて関心しました。
さらに先日は、
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海外などの有名な○○コレクションなどに出るメーカーの担当者の人が来社され、今度の商品展開について打ち合わせと、今まで加工してきて商品などを見て頂き、またどのような加工ができるのかを打ち合わせしました。
仕入れるパーツもあるんですが、弊社で加工するのも含めて完成品での見積もり依頼。
東京と海外でのコレクションのカタログを後日頂けるとのことで、弊社で製作させてもらった製品をモデルさんが身に付けている写真が見れるのが楽しみです。
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原型加工についての話し!
シルバーメーカーやデザイナーさんからの依頼での原型製作について。
原型とは型取り前の段階で、一番重要なものなので、それなりに時間もコストもかかります。
ここ最近は、精密金型用の機械を使って、SVのリング自体に直接模様やデザインの柄を彫りこんでいきます。
ワックスでは近いとこまでは出せますが、それ以上により細かくシャープに精密さをだすように加工していきます。
流れについて、
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一番は、図案です。 図面によってすべてが決まりますので、その図面を元に原版を作り、そこから連動式にて原型となる製品に彫っていきます。
リングの場合は、一周に渡っては彫り込めないので、少し彫っては回転させ、また彫っては回転させるという段取りにて加工していきます。
立体感は打ち合わせにて決めて、それぞれの図柄や模様によっても高低差なども打ち合わせし、原版は平面での凹凸ですが、実際の原型には、手の感覚だけで高低差をつけたりして、加工していきます。
今までも全国に数十店舗もつシルバーメーカー様からは、今までの商品展開のなかで、一番の伸びをしているとのを聞きました。
中には、隣接する同業者のシルバーメーカー様に一歩先を行けたとの言葉も聞き、これもまたまた嬉しい限りです。
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